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税務署員が商店主を恐喝 警察に通報するも仕返し恐れ臨時休業

バンコク都サイマイ区で雑貨店を営む女性から「税務署員らに現金を脅し取られた」との訴えがあったことから、警察が現在、捜査を進めている。警察庁汚職制圧課(ACD)が2月19日明らかにした。

女性店主(75)によれば、2月13日夕方、税務署員を名乗る複数の男がバンで雑貨店に乗り付け店内を調べ、商品のタバコを手にするとそのままバンに戻り、しばらくして再訪。「タバコはニセモノ」と告げ、店主の女性をバンに連れ込むと、「自由の身になりたかったら2万バーツ払え」と脅してきた。

店主が「これしかない」と手持ちの5500バーツを差し出すと男らはそれを懐に入れ、さらに去り際に「誰にも言うな」と脅したという。仕返しを恐れ警察への通報を躊躇していたが、意を決して16日に警察に訴え出たとのことだ。関係筋によれば、警察は恐喝を働いた税務署員をすでに特定しており、税務署を通じて出頭を命令しているため、近く取り調べができる見通しだ。なお、女性店主は現在、仕返しが怖く店を閉めたままとのこと。

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