籠城乱射事件が再発 容疑者を射殺 死者3人、負傷者3人
西部ペチャブリ県ムアン郡(県庁所在地)で3月22日から29歳の男が自宅に立て籠もり銃を外に向けて乱射していたが、23日未明、警官隊が自宅に突入して男を射殺し、15時間に及んだ籠城乱射劇に幕が下ろされた。男の発砲で3人が死亡し、警官を含む3人が負傷した。
警察によれば、22日午後1時37分、男が自宅から無差別に発砲を始め、間もなく警察官約100人が自宅を包囲。午後7時ごろには警察が母親を現場に呼んできて説得に当たらせたが、それに耳を貸さず男は発砲を続けた。その後、翌23日午前3時33分、警官隊が自宅に突入。十数分に呼ぶ銃撃戦の末、男は射殺された。
ペチャブリ県のナタチャイ知事によれば、男は2020年に6カ月間国立公園の森林レーンジャーとして働いたことがあったが、雇用契約は延長されなかった。また、男は起訴もされており、これまでに2回出廷しており、22日にも出廷予定だった。
数日前にもバンコクで警察官の男が自宅に27時間籠城して外に向かってと銃を乱射する事件を起こしたが、男は自宅に突入した警察の特殊部隊に撃たれて死亡した。