自称・アーティストがエメラルド寺院の外壁に落書き
3月28日午後5時40分ごろ、バンコク都プラナコン区にある王宮内に位置する由緒あるお寺、ワットプラケオ(エメラルド寺院)の外壁に若い男が黒のスプレー塗料で文字や数字を書き始めたが、これを見つけた警察官2人がすぐに男を取り押さえて落書きをやめさせた。
「フリーランスのアーティスト」と称する男(24)が白壁に描いた落書きは、112という数字に横線を上書きしたものや無政府主義のシンボルマークなど。112は不敬罪を規定した刑法112条を指すとみられ、その数字の上に横線を書いていることから「不敬罪反対」を意味したものとみられる。男はその場で逮捕されて最寄りの警察署に連行され、翌29日、清潔秩序法と史跡法に違反した罪に問われることになった。
罰則は前者が1か月以下の禁錮刑か1万バーツ以下の罰金刑あるいは双方、後者が7年以下の禁錮刑か70万バーツ以下の罰金刑あいるは双方となっている。