県警幹部の元妻、12人を殺害か 裁判所は保釈請求却下
連続殺人の疑いがかけられている、西部ラチャブリ県の警察幹部の元妻、サラーラット容疑者について、スラチェート警察庁副長官は4月26日、「さらに多くの人が殺害されていたようだ。犠牲者は計12人にのぼる可能性がある」と発表した。また、裁判所は同日、容疑者をさらに勾留するという警察の請求を承認するとともに容疑者の保釈請求を却下した。
副長官によれば、容疑者は青酸カリなどのシアン化物を食べ物に混ぜて殺害したとみられているが、この手口で殺されかけたものの助かった女性が1人おり、警察がこの女性からも聞き取りを行っているという。この女性は毒を飲まされて1度は心肺停止となったが、医師の処置が早かったため息を吹き返し死なずに済んだという。
サラーラット容疑者は警察幹部と結婚していたが、昨年離婚。だが、2人の間に子どもが2人おり、容疑者はその後も時々元夫と会っていたという。