連続毒殺事件 容疑者に送金した20人が死亡
警察関係筋によれば、警察官の元妻、サラーラット容疑者(36)について警察は10人以上を殺害したとみて裏付け捜査に力を入れているが、金貸しをしていてピラミッド商法にも手を染めていたとされる容疑者の銀行口座に1万~数十万バーツを送金した後に死亡した者が20人にのぼることが判明。そのため警察はこれら死亡者全員が容疑者の犯行の犠牲者ではないかと疑っている。
送金後に死亡したのは18-20人とされているが、このうち13人は警察が連続殺人の犠牲者とみているとこれまでに報じられた人たちだ。また、容疑者は殺害に用いた毒物の扱いなどについて薬剤師をしている姉から情報を得た可能性があると報じられているが、今のところこれを裏付ける証拠や証言は得られていない。
このほか、容疑者のピラミッド商法にかかわっていたとされるタクシン病院勤務の看護師で、容疑者の親友とされる人物から警察が聞き取りを行う予定。