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前文化相 逮捕逃れのため時効成立まで逃亡か

つい先日まで文化相を務めていたイティポン容疑者(50)が9月6日から自宅からも事務所からも姿を消しており、警察当局が逮捕状をとり行方を追っている。

イティポン容疑者は東部チョンブリ県のパタヤ市長だった2008年に法律に反して「ウオーターフロント・スイート・アンド・レジデンス」という分譲マンション建設プロジェクトを承認した疑いをかけられており、国家汚職制圧委員会(NACC)が8月3日に送検。検事総長が同30日に容疑者を起訴するよう命じていた。

検察当局は東部ラヨン県の刑事裁判所に連れて行くため、9月4日に同容疑者に出頭を求めていたが、姿を見せず、所在不明のままだ。容疑は刑法157条違反だが、9月10日に15年の時効を迎えることから、容疑者は時効成立まで逃げ通す魂胆とも考えられる。

イティポン容疑者はチョンブリ県で長年にわたって非常に大きな影響力と財力を誇り、「チョンブリのゴッドファーザー」とも呼ばれていたカムナンポことソムチャイ・クンプルン氏(2019年6月に82歳で死去)の息子。

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