元駐デンマーク・タイ大使が自宅で死亡 殺人事件か
バンコク都チャトゥチャク区の高級住宅で10月8日、ここに住む駐デンマーク・タイ大使を努めたことのある男性、ウィチット氏(63)が死亡しているのが見つかった。警察によれば、家屋の修理のために訪れた作業員が玄関のブザーを押したものの返答がなく、また、家から異臭がしたことからすぐに警察に通報。近隣住民も数日前から異臭に気づいていたとのことだ。警察では、状況から判断して元大使が殺害された可能性が高いとみている。
警察官が邸宅内に入ったところ、2階のトイレに元大使が倒れて死亡しており、その上に段ボール箱がかぶせられていたという。元大使は胸を刃物で3回刺されており、これが致命傷になったようだ。現場には犯人が台所から持ってきたものとみられる血のついたナイフ2本が残されていた。
元大使の生存が最後に確認されたのは9月27日。警察はこれまでに収集した情報から14歳と17歳の2人の未成年者の犯行とみている。