ネット詐欺に遭った女子生徒が自殺 スマホ料金を騙し取られる
タイ南部ナコンシタマラート県からの報道によれば、10月15日、同県パクパナン郡の自宅寝室で高校3年の女子生徒(19)が首を吊った状態で死んでいるのが見つかった。家族や友人によれば、女生徒はネット上でスマートフォンを購入しようとして詐欺に遭い、これが原因で気落ちして自殺した可能性が高いという。
この女子生徒は実在しないネット上のスマホ店の指定銀行口座に頭金など1万8500バーツをに振り込んだものの、スマホが届かないことからスマホ店に何度か連絡を取ったところ、「スマホを入手するには保証金が必要だ」と言われて、さらに2000バーツを騙し取られることになった。失った金の一部は友人から借りたものだった。
15日午後、女子生徒は友人にひどく落ち込んだ様子で「騙された。お母さんから大目玉を食らいそう」などと連絡。友人が異変を察知して家族に連絡し、家族が鍵をこじ開けて寝室に入ったところ、女生徒はすでに息絶えていた。 警察は犯行に使われた銀行口座を特定しており、その名義人を割り出すなどして捜査を進めている。