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日本の不動産会社勤務の中国人女性をバンコクの商業施設で保護 特殊詐欺グループが脅迫

タイ警察によれば、特殊詐欺グループに誘拐されたとみられていた中国人女性(27)がこのほど、バンコク都バンナー区のショッピングモール内で保護された。女性はプラカノン警察署で、中国からタイに到着したばかりの両親との面会を果たしている。

この女性は日本の不動産会社で働いていたが、日本の関係当局者を名乗る詐欺グループから不正資金洗浄に関する法律に違反していると脅され、「検査のために」として1700万円をグループに送金するよう指示された。その後、タイかシンガポールに出国し、中国上海の両親と連絡を取らないよう要求されたという。

詳細な経緯は不明であるが、女性は指示通りにタイを訪れ、言われるままに携帯電話のSIMカードを取り替え、ホテルを転々としていた。その間、中国の両親には、「娘を誘拐した」として500万中国人民元(約2500万バーツ)を要求する電話があり、この件について両親側から連絡を受けたタイ警察が捜査に動き出していた。

警察によれば、犯人は電話で女性や家族を騙し身代金を手に入れようとしたもので、実際に女性に会うなど接触してきた形跡はなかったとのことだ。

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