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13歳少女が急性アル中毒で一時意識不明 男性が「酒を全部飲んだら1000バーツ」

東北部ナコンラチャシマ県ノンブンマーク郡で中学1年生の少女(13)が1000バーツを賭けて大量に飲酒して意識を失い病院に担ぎ込まれるという出来事があった。

タイでは一定期間仏門に入ることが一種の通過儀礼となっているが、少女の祖母によれば、少女が知り合いの少年が出家するのを祝うイベントに参加していたところ、ある男性がウイスキーの入った700㏄のボトルを持って現れ、少女と別の少年の2人にそれぞれ半分ずつ飲んでボトルを空けることができたら1000バーツを提供すると約束。この賭けに応じた少女は飲酒後に倒れ、少年もひどく酔ったものの危険な状態には陥らなかった。

少女はすぐにマハラート・ナコンラチャシマ病院に搬送され、集中治療室(ICU)に入ったが、しばらくして容体が改善したため、重症患者治療病室に移された。少女の祖母は、「(賭けを持ちかけた)男性は責任をとるべき。孫の命で1000バーツの賭けをするなんて許されない」と憤っている。

一方、警察によれば、少女らに賭けを持ちかけたとされる男性が6月12日、警察に出頭し、持参した酒を少年と少女に飲ませるつもりはなく、賭けを持ちかけてきたのは2人の方だったと主張。その後、帰宅が許可されたものの、児童保護法違反の可能性があり、有罪となれば、3か月以下の禁錮刑または3万バーツ以下の罰金刑、あるいは双方が科せられる。

なお、少女の祖母が12日に明らかにしたところによれば、少女はすでに意識を取り戻し、快方に向かっているとのこと。

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