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バンコク中華街で火災発生 木造住宅60棟近くが焼け数百人避難 ホテル・商業施設に延焼

バンコク中華街の一画を占めるサムパンタウォン区ヤワラート通りに位置する住宅密集地のトロークポー・コミュニティーで7月6日午後8時40分ごろ、火災が発生して数百人が焼け出される事態となった。現場には消防車約40台が急行して消火作業に当たり、午後11時過ぎに鎮火した。この火災発生を受け、国王王妃両陛下は7日、お見舞いのお気持ちを表明するとともに被災者用の救援物資を寄贈された。

面積約3200平方メートルの同コミュニティーには木造住宅が60棟あまり建っていたが、その多くが燃えたほか、隣接するホテル2軒や商業ビルの建物も一部分が焼けたという。当局によれば、この火事による負傷者は約30人にのぼっているが、7日時点で1人が行方不明であるものの、死亡者は確認されていない。また、出稼ぎ労働者など焼け出された260人がサムパンタウォン区役所で支援を受けるための登録を行った。被災者の多くは最寄りの寺社に身を寄せている。

ヤワラート通りは、韓国のガールズグループ「ブラックピンク」のタイ出身メンバー、リサさんが先ごろリリースしたミュージックビデオ「LISA-ROCKSTAR」の撮影場所に使われたことから、訪れる外国人観光客が急増し、話題となっている。

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