82歳の老婆が電気工事士の技師を感電から救助 「YouTubeで救助方法を知った」
タイ東部チョンブリ県サタヒープ郡プルータールアンでこのほど、漏電の修理ため民家に来ていた電気工事士の男性(61)が作業中に感電したものの、家主の女性(82)が機転を利かせて男性を救助したことが話題となっている。その様子は家に設置されていた防犯カメラに録画されていた。
男性は、家の壁に立てかけたハシゴの中段に立った状態で1階の屋根からモノを下ろしていたところ、突然感電し、大声で助けを呼んだ。すぐに家主が駆けつけ、ハシゴにもたれかかったまま硬直している男性を見つけると、ヒモを持ってきて男性の足首に巻き付けて引っ張り、男性を地面に降ろした。そして、家主がすぐさま心臓マッサージを施したところ、間もなくして男性は意識を取り戻した。その後、家主の連絡で現場に急行した救急隊によって男性は最寄りの病院に搬送された。
家主の女性は、過去に感電事故を扱ったYouTubeを見ていたことから、自ら感電するのを避けるべく、ヒモを用いて男性に体に直接触らずに男性を移動させたと説明。家主の迅速な対応がなければ、男性は感電死していた可能性が高いとのことだ。