バンコクで無免許医の元軍人を逮捕 2004年から違法医療行為 09年には逮捕・保釈
バンコク都ラチャテウィ区ソイ・ペチャブリ31のクリニックで長年にわたって無免許で医療行為を行っていた疑いで先ごろ、元軍人のタナブン容疑者(55)が首都圏警察に逮捕された。
今回の逮捕は「無免許医が中絶手術をやっている」との通報に伴うもので、警察がクリニックに踏み込んだ際、患者に注射をしようとしていた容疑者は「免許がある」と主張。だが、タイ医療評議会のオンラインデータベースには容疑者が医師であることを示す情報はなく、最終的に容疑者は2004年から20年にわたって無免許医をやっていたことを認めた。
容疑者は大学で看護と助産師の勉強をした後、海軍に入って東部チョンブリ県サタヒープ郡の病院に勤務したが、収入を増やすために04年から無免許で医療行為を続けてきたとのことだ。容疑者は09年にも違法な医療行為で逮捕され、保釈となっていた。