金製品の通販詐欺か 約200人が被害届 有名人を広告に使い購入者を信用させる
ネット通販である宝飾品店に金製品を注文し、代金を送金したものの、商品が届かないとして被害者約200人がこのほど、警察庁サイバー犯罪捜査局(CCIB)に被害届を提出した。この店は、有名人を広告に使い、購入者を信頼させていた。
ある被害者は今年5月に3万3000バーツあまりを支払ったものの、いつまで待っても商品が届かず、問い合わせたところ、店主の女性は、「こちらも工場から商品が届かず、待っているところ」などと弁明するばかりだったという。
警察の担当者によれば、この店は、セレブなどを広告に使って関心を集め、また、数多く買えば買うほど割引額が大きくなるという手段を使って客から多額の代金を騙し取ろうとしていた可能性があるとのことだ。警察では、名乗り出ていない人を含めると被害者が500人ほどに上ると見込んでいる。