職業訓練校の容疑者が自供 ライバル校生殺害は2年生進級の通過儀礼
バンコク都クロントイ区で11月11日に職業訓練校の男子学生がピストルで撃たれて死亡し、近くでATMを使っていた女性教師も流れ弾に当たり死亡した事件で、警察当局はこのほど、殺人容疑で逮捕したライバル校の男子学生が発砲について「2年生になるための通過儀礼」と説明していることを明らかにした。
タイでは以前からライバル意識が原因となり、職業訓練学校の学生が殺傷し合う事件が時折起きている。今回逮捕された容疑者の学校の学生の間では、ライバル校の学生に発砲することが2年生に進級ために必要な通過儀礼になっていたとのことだ。
容疑者はオートバイの後部座席に乗って現れてピストルを発砲し、逃走していたが、警察は先ごろ、容疑者とオートバイを運転していた共犯の男子学生(23)を潜伏先の北部チェンマイ県ムアン郡(県庁所在地)の村で見つけ、逮捕した。