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女性警官2人含む14人を毒殺した容疑で警察幹部の元妻に死刑判決 シアン化物を使用

バンコクの刑事裁判所で11月20日、昨年4月に女性警官2人を含む14人殺害容疑などで逮捕された女サラーラット被告(37)に14人のうち1人の殺害について死刑が言い渡された。

タイ西部ラチャブリ県の警察幹部の妻だった被告は逮捕までの約2年間に仏教の徳を積むための旅行に一緒に行った計14人を猛毒のシアン化物を用いて殺害したとされる。今回の判決では、昨年4月に一緒に旅行に行った女性(32)の飲食物にシアン化物を混ぜて殺害したとして死刑相当とされた。

判決によれば、被告はその女性が倒れたにもかかわらず、驚きもせず介抱もせず、現場を離れて女性の車から携帯電話など15万4630バーツ相当のものが入った鞄を持ち去っており、女性が死ぬことを容疑者が事前に知っていたことがうかがわれるという。

容疑者は2021年から22年にかけてオンライン・ギャンブルに熱中し大きな負債を抱えていた。

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