ゴリラ密輸容疑でナコンパトム県の会社を家宅捜索 イスタンブール空港で木箱が押収
トルコのイスタンブール空港でナイジェリアからバンコクに空輸される予定の荷物から木箱に入れられたゴリラの子供1頭が見つかった密輸事件で、タイ当局はこのほど、バンコクの西隣ナコンパトム県ムアン郡(県庁所在地)にあるTKファーム・インターナショナル・トレード社を家宅捜索した。国立公園野生動植物保護局(DNP)のアタポン局長によれば、DNPは天然資源環境犯罪制圧課(NED)と協力してTK社の手入れを行った。
ゴリラが入っていた木箱は「中身はウサギ50匹」とされていた。動物の輸入・飼育の認可を受けているTK社のシリワット社長は取り調べに対し、デビッドと名乗るアフリカ人の男からウサギの輸送を手伝って欲しいとの連絡があったこと、ウサギ輸送の代金として男から15万バーツを受け取ったことなどを認めたが、「中身がゴリラの子供とは知らなかった」と主張している。