退役軍人総合病院で医薬品や医療機器など横流し不正か　医師ら８人逮捕　バンコク

バンコク中心部のパヤタイ区に位置する退役軍人総合病院で8000万バーツ相当の医薬品や医療機器などを横流しした容疑で軍大佐や医師ら８人が警察に逮捕された。

警察はバンコク、東部チョンブリ県、中部ロッブリ県、東部プラチンブリ県で関係先17カ所を家宅捜索。大佐と医師を捕らえるとともに、退役軍人総合病院に勤務したことのある女２人などを逮捕した。

警察によれば、2018年から医師は複数人と結託して偽りの診断書を出して過剰な医薬品を処方し、その医薬品を複数の県の薬店に転売して利益を得ていたという。このような不正な手段で得た資金のうち4000万バーツあまりが大佐の銀行口座に振り込まれていた。