バンコクで食肉処理場オーナー逮捕 出所不明の豚の死骸を保管 周辺に悪臭漂う
タイ警察庁中央捜査局(CIB)によれば、バンコク都バンスー区の食肉処理場を家宅捜索し、約2トンに上る出所不明の豚の死骸が保管されていたことから、処理場のオーナーの男(41)を逮捕した。これらの豚の死骸は病原菌に汚染されている恐れもあるという。
CIBには、無許可で輸送した豚を解体して豚肉を販売しているところがあるとの通報が入ったという。CIBによれば、この処理場では豚肉の処理が適切に行われておらず、周辺にまで悪臭が漂っていた。家宅捜索で処理場に合計7.5トンほどの豚の死骸が保管されていることが判明したが、入手先などが記された書類が確認されたのは5.7トン分で、残り約1.8トン分については書類がなく、出所不明とのことだ。 なお、関係当局の許可を得ずに家畜の死骸を運搬した場合、2年以下の禁錮刑または4万バーツ以下の罰金刑もしくは双方が科せられる。