ラマ2世通りでコンクリート片直撃により死亡した男性 病院が輸血ミス認める
バンコク西隣サムットサコン県で先ごろ、高架橋からはがれて落下したコンクリート片が走行中のピックアップトラックを直撃して運転していた男性が重傷を負い、搬送先の病院で死亡したが、男性を治療した2つの病院の一方がこのほど、男性に間違った型の血液を輸血したことを認めた。男性の血液はB型だったが、検査でA型の結果が出たとされ、A型の血液が輸血された。
専門家によれば、O型血液はA型とB型の人に存在する抗原(A抗原、B抗原)がないため、A型やB型の人に輸血しても反応が起こりにくく、緊急時には血液型を問わずに輸血できるため「万能血」と呼ばれている。だが、その以外のケースでは、異なる型の血液を輸血された人は、発熱、悪寒、胸痛、頻脈、血圧低下、急性腎不全といった症状が出て速やかに加療しない場合は死に至る。