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タイ最南部で無差別凶悪事件が多発 盲目女性や女児も犠牲に 与野党が強く非難

タイ最南部のヤラ、パタニ、ナラティワートの3県では20年以上前からイスラム過激派によるテロとみられる殺傷事件が多発しており、治安が極度に悪化しているが、ここ数日、ナラティワート県では警察官や民間人計5人が死亡する凶悪事件が連続して発生しており、与野党の主要政党が一斉に犯人らを非難する声明を発表した。

治安当局によれば、5月2日にはチャネ郡で盲目の女性(76)が殺害され、この女性の息子が重傷を負わされたほか、タークバイ郡ではオートバイに乗った暴漢が銃を乱射し9歳女児を含む3人を殺害。翌3日の爆弾事件では負傷者3人のうちの1人が死亡した。

中核与党・タイ貢献党は5日、SNSを通じて、罪のない人々を標的にした無差別殺人を強く非難。犯人を特定して裁きを受けさせるとの声明を発表した。

また、最大野党・人民党も事件を非難するとともに、最南部の治安が再び悪化していることに強い懸念を表明している。

タイ最南部では04~15年の17年間に過激派メンバーや暴漢らによるテロもしくはテロの名を借りた無差別殺人事件で6500人以上が死亡し、約1万2000人が負傷している。

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