女医の背中を蹴ったスイス人の男 二審で禁錮1カ月の実刑判決 プーケット
タイ南部の観光の島プーケット県で昨年2月、スイス人実業家の男がタイ人女医の背中を蹴った事件で、控訴裁判所はこのほど、男に禁錮1カ月の実刑判決を言い渡した。
男は自宅の前に設けた踏み台に知人と一緒に座っていた女医を不法侵入者のように扱い、暴力を振るったが、後に踏み台が設けられた場所は自宅の敷地内ではないことが判明。当局によってこの踏み台は取り壊された。
男は足が滑っただけと暴力を振るったことを否定していたが、過去の素行不良も明らかになり地元民が抗議の声を上げ、マスコミでも大きく取り上げられたため、男は謝罪することになった。
この事件は昨年9月の一審で却下されたものの、女医側の弁護士が控訴しており、今回の判決となった。なお、関係当局は男がすでに出国しタイにいないと考えているという。