互助会組織が詐欺か 住民が法務省特別捜査局に捜査要請 地元警察は動かず
タイ東北部マハサラカム県の住民100人以上がこのほど、タイ版FBI(米連邦捜査局)の法務省特別捜査局(DSI)に対し互助会組織の捜査を求めている。
同県では住民死亡時に葬儀費用40万バーツを負担する互助会組織「ワーピーパトゥム葬儀福祉協会」と「ワーピーパトゥム福祉ファンド」に毎月積み立てをしているが、数千に及ぶ家族が葬儀費用を受け取っておらず、これらの団体がネズミ講のような詐欺を働いている可能性があるとして実態解明を要請した。これらの組織が詐欺を働いていた場合、被害額は膨大なものになる見通しだ。
住民らは地元警察に実態解明などを要望したものの、これまでのところ警察に動きは見られないという。