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中国人旅行者を拉致し23万バーツ強奪 警察官装った容疑者をスピード逮捕

タイ東部チョンブリ県のパタヤ市警察によれば、同県バンラムン郡で先ごろ、旅行者の中国人男性(52)が警察官を装ったとみられる者に拉致され、23万バーツ以上を奪われるという事件が起きた。

防犯カメラの映像によれば、7月10日午前5時27分ごろ、北パタヤ通りで黒っぽい服装をした男2人が被害者を車に無理矢理押し込んで連れ去った。目撃者によれば、被害者を含む中国人3人が一緒に麺類を食べていたが、食事を終えて2人がその場を後にし、残った被害者がスマートフォンのアプリでタクシーを呼んで待っていたところ、白いSUVがやって来たという。その後、SUVから出てきたフード付き上着を着た者らに被害者が拉致されたが、この目撃者は警察による逮捕だと思ったため、拉致を見過ごしてしまったとのことだ。

被害者はその後、拉致された場所から9キロほど離れた射撃場近くで解放され、警察に駆け込んだ。供述によれば、車内ではタイ語と英語を話す者らに後ろ手に縛られて、拳銃のようなもので脅され、スマホ2台、現金1万5000バーツ、眼鏡を奪われたほか、スマホのアプリを使って銀行預金を送金させられたという。

その後、警察は防犯カメラの映像などを手がかりに容疑者が犯行に使用した車両などを特定し、中国人2人、タイ人2人の容疑者逮捕に至った。なお、当初の報道では容疑者たちは警察官のような服装をしていたとされているが、警察によれば、今回の事件には本物の警官は関与していなかった。

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