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母子2人が服毒自殺 遺書には「我々の死が宇宙に自由をもたらす」

タイ東部ラヨン県バンチャン郡の民家で1月3日、この家に住む獣医師の母親(41)と娘(12)の2人がベッドで抱き合って死んでいるのが見つかった。青酸カリなどのシアン化物を服用して死亡したとみられている。

死亡した獣医師が経営している動物病院に姿を見せないためスタッフが家を訪ねて2人が死亡しているのを見つけた。獣医師は離婚した男性との同居を続けていたが、男性は2人の遺体が発見された際、遠方に出向いていて不在だった。男性によれば、獣医師は精神面に問題を抱えていたものの、借金などはなく、金銭トラブルが原因の自殺とは考えにくいという。

また、獣医師は母親が3年ほど寝たきりであり、そのせいでストレスを抱えていた可能性もあるという。現場からは獣医師が書き残したとみられる遺書が見つかっており、そこには「私たちの死が宇宙の隅々まで自由をもたらす」と書かれていた。

なお、男性によれば、獣医師は浄霊という手かざしの儀式的行為などで知られる、日本の新興宗教のひとつ、世界救世教のメンバーだったという。

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