冷蔵庫に男児の遺体 同居の女「ご飯で窒息死したので冷蔵庫に入れた」
バンコクに隣接するノンタブリ県でこのほど、バンブアトーン郡の2階建てタウンハウスの寝室の冷蔵庫から2歳男児の遺体が見つかった事件で、警察がこの家に住む25歳女性の身柄を拘束し、聞き取りを行っていることが1月6日までにわかった。
警察によれば、この家の住人は、家主の夫婦、孫の男性(31)、そしてその妻の女性(前出)、男児の5人。男児は麻薬容疑で服役中の知り合い夫婦の子供で、男性とその妻が預かり育てていた。
ところが、この男児が行方不明となり、寝室から異臭がしたことから、家主夫婦が警察に連絡。警察官らがドアをこじ開け寝室に入ったところ、冷蔵庫の中から毛布に包まれた男児の遺体が見つかった。
警察の聞き取りに対し女性は、「男児はご飯がのどに詰まって窒息死した。帰宅した夫が男児の遺体を冷蔵庫に入れた」などと説明している。警察は不審な点が多数あるとして関係者からさらに聞き取りを行う予定。
その後、バンブアトーン警察署は1月7日、解剖の結果、男児が餅米をのどの詰まらせて窒息したのが死因と発表した。これで、男児の死亡に事件性はないとされたものの、死亡を警察に報告せず、遺体を冷蔵庫に隠した行為については、罪に問われる可能性があるという。