公共倉庫機構の元総裁代行らが20億バーツを横領 不動産など差し押さえ
公共倉庫機構(PWO)のクリエンサク総裁は1月15日、ゴム手袋の発注に絡んで横領した20億バーツの返却を求めるべくルンロート元PWO総裁代行およびPWO職員など7人対し法的措置を講ずるよう検察当局に求めたことを明らかにした。
元総裁代行らはコロナ禍でゴム手袋の入手が困難な時期、PWO認定サプライヤー、ガーディアン・グラブ社にゴム手袋5億枚を注文し、20億バーツを手付金として支払ったとされるが、同サプライヤーから手袋は1枚も納品されていないという。
容疑者らはPWOの銀行口座から引き出した手付金を着服したとみられており、すでに当局が容疑者の所有する土地、高級自動車やオートバイ、高価な時計やバッグなどを差し押さえたとのことだ。