サムイ島でウクライナ人男性の首つり遺体見つかる 後ろ手に縛られ、近くにイス
タイ南部スラタニ県サムイ島の山中にあるドリアン農園で1月24日夜、ウクライナ人男性(32)がドリアンの木にかけた紐で首をつった状態で死亡しているのが見つかった。
警察によれば、男性は赤いTシャツが頭部にかぶせられ、ケーブルで後ろ手に縛られていたほか、遺体は腐敗が始まっており強い異臭を放っていた。現場には首つりに使ったとみられる新しいイスが地面に転がっていた。
地元民によれば、このドリアン農園は農園関係者が出入りしているだけで、観光客など部外者がやって来る場所ではないという。異臭に気づいた地元民が異変を察知して異臭のする方に行ってみたところ首をつった状態の遺体を発見し、すぐに警察に通報したという。 男性の所持品からはタイ・バーツの現金が入った財布、ウクライナの旅券、タイの運転免許証、サングラス、鎮痛剤などが見つかった。警察では男性の遺体は発見時で死後5~6日経過とみているという。
警察がこれまでに得た情報によれば、男性は数年前からサムイ島に住んでおり、ウクライナ人旅行者がよく泊まるホテルに投宿しているが、最近は落ち込んでいる様子だったという。防犯カメラに残されていた映像から、男性が赤いTシャツを着てタクシーに乗り、ドリアン農園のある山の麓まで行ったことが確認されている。