チェンマイ空港 離陸直前にドア開けたカナダ人逮捕 「パニックに襲われた」
タイ北部チェンマイ県のチェンマイ空港で2月7日夜、タイ国際航空(THAI)のバンコク行きTG121便の乗客の1人が離陸直前に突然乗降口のドアを開け、エスケープスライド(緊急脱出シューター)が自動展開して離陸不能となった。
この乗客はカナダ人エンジニアの男(40)で、ほかの乗客や乗務員に取り押さえられた。「パニックに襲われた」と説明しているこの男は、機体と乗員乗客を危険に晒し、機長の命令に従わなかったとして警察に逮捕され、保釈請求も却下された。 TG121便の乗客はほかの機体に乗り換えて約3時間遅れの8日午前0時34分にバンコクに向かった。チェンマイ空港は8日、警察、軍関係者などと今回のような事態の再発防止策について協議した。