富裕層御曹司不起訴勝ち取るも特別委が警察捜査にダメ出し
エナジードリンク「レッドブル」のオリジナル飲料である「クラティンデン」をタイで開発したチャリアオ・ユーウィッタヤ氏の孫であるウォラユット氏が2012年に起こした悪質な交通死亡事故を起こしながら先に不起訴となった問題で、事実関係を解明するために警察が設置した特別委員会では「容疑者がフェラーリで暴走し事故を起こした」との見方で一致しているようだ。
事故では当初フェラーリのスピードが時速170キロ以上とされていたが、その後、80キロ以下との証言が突如出され、これにより検察が不起訴を強引に決めたとされる。
チャルワット警察庁長官補が8月27日に明らかにしたところによれば、同事故を扱っているトンロー警察署が新しい報告書を来週にも提出する予定であり、これで検察が新たにウォラユット容疑者を訴追する動きに出ることが予想されるという。