動物園機構長が獣医師に撃たれて死亡 犯人はその後自殺
南部ソンクラ県で10月3日、ソンクラ動物園でアルビノのホエジカがいなくなったことなどについて関係者と話し合っていたタイ動物園機構のスリヤ機構長が同動物園の獣医師の男に射殺され、その後、犯人が宿舎でピストル自殺するという事件が起きた。スリヤ氏は8月に機構長に就任したばかりだった。
同動物園では昨年12月に生まれた珍しい白いホエジカが今年2月にいなくなり、今年9月には同時期に生まれた白いホエジカがもう1頭いなくなっていた。動物園側は「ホエジカはニシキヘビに食べられた」と説明していたが、先にワラウット天然資源環境相が「動物園の説明は信じられない」と述べたことから、誰かが持ち去ったなどの犯罪性を疑う見方が強まっていた。
同大臣のタネートポン秘書官によれば、機構長は園長に会うためにソンクラ動物園を訪れ、スタッフからも話を聞いたようだが、ここで何が話し合われたかはわからないという。