バンコク都内爆弾事件で逮捕のイラン人3人を本国に送還
政府は11月26日、2012年2月にバンコクで起きた爆弾事件で逮捕したイラン人3人をイランに送還したと発表した。
事件の概要は、イスラエル人外交官を殺害するため、バンコクの民家で爆弾を製造していたが、その過程で爆発。さらに駆け付けた警官に別の爆弾を投げつけようとしたが、手が滑り足元で爆発させてしまい、容疑者のひとりが両足を吹き飛ばされたというもの。
法務省矯正局によれば、送還された3人のうち2人は受刑者だが、残り1人は今年8月に恩赦で釈放されている。
一方、先にイランでスパイ容疑で逮捕され服役していた中東研究家のオーストラリア人女性が釈放されオーストラリアに戻ったが、イラン国営テレビによれば、イラン当局はイラン人3人の身柄と引き換えに同女性を解放したとのこと。ただ、タイ政府関係者はイラン人3人が本国送還となった経緯について具体的な説明はしていない。