死者相次ぐ新タイプの違法薬物 密売容疑で女を逮捕 バンコク
バンコクで先に6人が新タイプの違法薬物を使って死亡したと報じられたが、警察当局は1月12日、バンコク都サイマイ区で「K粉ミルク」と呼ばれる新しいタイプの違法薬物を密売した容疑で23歳の女を逮捕し、所持していた違法薬物を押収したと発表した。
この違法薬物は麻酔薬のケタミン、覚醒剤、ヘロイン、鎮静剤を混ぜたものとされ、白い粉状で粉乳のように見えることから「粉ミルク」と呼ばれている。ただ、警察はまだ詳しい分析を行っておらず、成分詳細は特定できていない。
今回逮捕された容疑者は警察の取り調べに対し、バンコクに隣接するパトゥムタニ県ラムルークカー郡で知人からケタミンと睡眠薬を混合した違法薬物を1グラム当たり470バーツで購入し、ネット上でグラム600バーツで売っていたと自供している。容疑者から薬物を購入していたのはほとんどがサイマイ区内の若者だった。