コロナ感染の女性看護師が死亡 中国製ワクチンへの不信感強まる
中部サムットサコン県からの報道によれば、サムットサコン病院に勤務する女性看護師(45)が新型コロナに感染して8月1日に死亡したが、この看護師が中国シノバック製ワクチンの1回目接種を受けていたことから、同ワクチンの有効性を疑問視する意見も増えているという。
この女性はサムットサコン病院の男性病棟の担当だったが、7月25日に発熱、咳、のどの痛みといった症状があったことから検査を受け、翌日に感染が判明して入院。その後、容体が悪化したことからバンコクのラチャウィティ病院に転院したものの、2日後の8月1日に死亡したとのことだ。
サムットサコン病院のアヌクン院長によれば、死亡した看護師が1回目の接種を受けたのが7月20日で、まだワクチンの効果が出ないうちに感染して重症化し死亡したものと考えられるとのことだ。同病院ではこれまでに医療従事者約200人が新型コロナに感染したが、重症者はほとんどおらず死亡した者もいなかったという。