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新型コロナ手当巡る問題で警察署長が解任 ナコンシタマラート県

南部ナコンシタマラート県でこのほど、トゥンソン警察署の署長が新型コロナ手当の扱いを巡って不適切な行為があったとして解任されることになった。

この問題を調査した国家汚職制圧委員会(NACC)によれば、警察庁は新型コロナの感染拡大に伴い、感染リスクの高い外勤の警察官全員に1日7時間を限度に1時間当たり60バーツの手当を支給することにした。だが、トゥンソン警察署では昨年9月29日にソムポン署長(当時)が署員約200人を集めて、外勤の時間にかかわらず、署員1人当たりの手当を月1万5000バーツまでとし、余った手当を署に寄付し、手当が1万5000バーツに満たなかった署員に分配すると発表。このルールに従わなかった署員は他の警察署に異動させられたことから、これに署員の一部から不満の声があがり、NACCが調査に乗り出すことになった。

調査開始に伴い署長は停職となっていたが、このほど、正式に手当を巡る判断が不適切とされ、解任されることになった。

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