廃ガソリンスタンドに末端価格5800万バーツの覚醒剤 牛糞詰めた袋複数で隠す
タイ南部ソンクラ県ラタプーム郡で3月12日夜、使われなくなって雑草が生い茂ったガソリンスタンドの敷地内から覚醒剤の詰まった袋が10個見つかった。覚醒剤は合計293万錠ほどで、末端価格は5800万バーツほど。同県では今年に入って最大の覚醒剤押収となった。
覚醒剤を入れた袋は、人目に付かないようにするため、牛の糞を詰めた複数の袋とともに置かれていた。地元警察によれば、12日午後9時ごろ、警察がパトロール中にガソリンスタンド内にピックアップトラックが停車しているのを確認し、警察官がライトを向けるとトラックは急発進して逃走。その場所には32個の袋があり、調べたところ、22個には牛の糞が、10個には覚醒剤が詰まっていたという。
警察では、廃ガソリンスタンドが覚醒剤の受け渡し場所に使われていた可能性が高いとみている。