児童9人がソーセージを食べ入院 血液に異常 工場は無許可生産
同じメーカーのソーセージを食べた児童9人が血液に異常をきたして入院したことを受けて、関係当局がこのほど、東部チョンブリ県にある同メーカーの工場を家宅捜索。70万バーツ相当のソーセージを押収した。
保健省食品医薬品局(FDA)によれば、チェンマイ、サラブリ、ペチャブリ、トラン、カンチャナブリの5県で同メーカーのソーセージを食べた児童9人がメトヘモグロビン血症になったことで当局が動き出すことになった。同工場の責任者は、聞き取りに対し、適切な許可を得ずに5年ほど前からソーセージを生産していたことを認めている。
メトヘモグロビン血症とは赤血球の酸素結合・運搬能力が落ちた状態を指し、遺伝性と中毒性に区別される。今回のケースはソーセージに添加された化学品に起因する中毒が原因とみられている。