祖母殺害容疑の17歳少女を逮捕 ボーイフレンドと共謀
タイ中部スパンブリ県で道路脇の藪の中に放置されていた大型のプラスチック製ゴミ箱から女性の遺体が見つかった事件で、警察当局はこのほど、西部ターク県で女性の孫娘(17)を女性殺害の容疑などで、一緒にいたボーイフレンド(23)を死体遺棄の容疑などで逮捕した。
警察によれば、殺害容疑の少女は東北部ナコンラチャシマ県ムアン郡(県庁所在地)の自宅で同居する祖母(62)を絞殺したあと、ターク県にいるボーイフレンドに連絡し、ボーイフレンドの助けを借りて逃走途中のスパンブリ県で遺体を遺棄したものという。
2人はピックアップトラックを乗り捨ていたが、ターク県で乗り合いバンで移動している最中に警察の検問で身柄を拘束された。警察は少女の携帯電話の位置情報からターク県にいることをつかんで地元警察に連絡していた。
少女は警察の取り調べに対し、以前から祖母に日常的に行動を制限され、祖母に対して鬱憤がたまっていたなどと供述している。報道によれば、父祖は祖母に生活費を渡して管理させていたが、少女が祖母のキャッシュカードを使って現金を勝手に引き出していたことが祖母の知るところとなって2人の関係がこじれて、これが殺人につながった可能性があるという。