タイ観光促進で仏教関連祝祭日にアルコール飲料の販売禁止を緩和か
敬虔な仏教徒が人口の大部分を占めるタイでは仏教関連の祝祭日には、タイの仏教である上座部仏教の不飲酒戒に則ってアルコール飲料の販売が禁止されているが、国家アルコール飲料管理委員会はこのほど、観光促進の観点から多くの外国人観光客が利用する空港、遊興施設、ホテル、国際的イベントでは仏教関連祝祭日でも酒の販売ができるよう提案した。
同委員会の委員長を務めるプラサート副首相によれば、委員会は仏教関連祝祭日の5日間について酒販売禁止の緩和を提言しており、これが認められれば、5月11日の仏誕節から酒販売が許可される見通しだ。
また、現在タイでは午後2~5時の時間帯は酒の販売が禁止されており、観光業界などから撤廃の要請が出ているが、この販売禁止については今のところ変更の予定はないという。