チャオプラヤ・ダムの放水量増加 水害リスク高まる
タイではこの時期、毎年のように北部や東北部における降雨量が増えることで主要河川であるチャオプラヤ川の水量が増加。バンコクを含む流域で洪水リスクが高まるが、中部チャイナート県に位置するチャオプラヤ・ダムではこのほど、流れ込む水量の増加に伴い放水量が増やされた。
このため、中部ではチャイナート県からアユタヤ県に至るエリアで低地が浸水する危険性が高まっている。同ダムの放水量は現在、毎秒1692立方メートルあまりで、これによりチャオプラヤ川の水位がすでに29センチほど上昇している。