大気汚染悪化 タイ保健相がテレワークを奨励
タイではとりわけ北部などで大気汚染の悪化が報告されているが、これを受けてアヌティン副首相兼保健相はこのほど、大気汚染で健康を害している人が140万人ほどにのぼる可能性があると述べるとともに、外出せずに家にとどまるのが望ましいことから民間企業にテレワークを推奨し、また、外出が避けられない場合はマスクを着用するよう呼びかけた。
バンコク都庁医療サービス局によれば、今年1月1日から3月10日にバンコクでは3万1695人が大気汚染が原因とみられる病気で医療機関を訪れたという。大臣は、「民間企業で働いている人たちが在宅で仕事すれば、通勤の車が減って排気ガスも減る」としている。