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紛失したセシウム137 リサイクル業者に持ち込まれたか

タイ東部プラチンブリ県シーマハーポート郡のナショナル・パワープラント5A社の施設から人体に有害な放射性物質セシウム137がなくなっているのが3月10日に確認されて問題となっていたが、タイ原子力平和利用事務所は20日、直径約13センチ、長さ約20センチの金属製円筒容器に入ったセシウム137(全体の重さ約25キログラム)が同施設から約10キロ離れた金属リサイクル業者に何者かによって持ち込まれ、溶解炉で溶かされたとみられると発表した。これは溶解炉の焼却灰から放射線が測定されたことによるものだが、同業者の半径5キロ圏内における放射能汚染は確認されていないという。

また、焼却灰は数多くの袋に詰めて搬出されたが、これらの灰に汚染はなかったという。保健当局によれば、金属リサイクル業者で働く約70人にも周辺住民にもセシウム137に起因するとみられる健康被害は確認されていないとのことだ。

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