デング熱 6月にはさらに感染者が増加か
タイ保健省は5月29日、感染拡大が報告されているウイルス性熱帯感染症のデング熱は6月に入るとさらに感染者が増加する見通しであると警告した。
デング熱は蚊を媒介とする感染症。6月には雨期が始まるため、蚊が増えて感染者のさらなる増加が予想されるという。今年に入ってタイではこれまでに1万6650人の感染例が報告されており、死者も17人にのぼっている。
オパート保健事務次官によれば、保健当局は蚊の発生を極力抑えるため、住宅街、学校、寺院、政府機関などの周辺を見回って蚊の発生源である水たまりをなくしたり、減らしたりする必要があるとのことだ。