1000万人分の指紋を犯罪データベースから削除
スラチェート警察庁副長官は6月27日、警察当局が現在、犯罪データベースから約1000万人分の指紋情報を削除する作業を進めているところだと説明した。これは指紋記録の取り扱いに関する改正法が今年4月27日に発表され、5月27日から施行されていることによるもの。これまでは、犯罪に関与した疑いのある人物から採取した指紋を当該人物が無罪であることが判明したあともデータベースに保管していたが、改正法では保存を禁じている。
警察庁の犯罪データベースには1307万9324人の指紋が保存されているが、法改正に伴い今後も保存されるのは370万8359人の指紋のみとなる。