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補助金停滞で救急活動停止も 原因はデータベースのトラブル

タイには救急車で病人を病院に運ぶなどの医療関係の慈善活動を行っている華人系団体が各地に存在するが、これらの団体への補助金支給が滞っており、慈善活動の停止や縮小に追い込まれた団体が出ている。補助金は国家救急医療研究所(NIEM)から提供されているが、東北部ナコンラチャシマ県にある慈善団体の幹部は、「8カ月も補助金が届いていない。我々は50のレスキューチームで活動しているが、うち5チームほどは資金不足のため活動停止を余儀なくされている」と訴えている。この団体は一般からも寄付を受け付けており、一時は銀行口座に50万バーツほどあった資金も今は底を突いてしまったという。このほか、救急医療の慈善活動を停止すると人々がすぐに影響を受けるため、慈善団体の持ち出しで活動を継続しているところもあるとのことだ。

NIEMによれば、補助金提供に支障が出ているのは15年前から使用しているNIEMのデータベースに老朽化のせいでトラブルが起きたことが原因という。NIEMには今年度の補助金用として10億5000万バーツの予算が割り当てられているものの、データベースに問題が起きて補助金支給に支障が出ているものとのことだ。NIEMではすでに新しいシステムを導入しており、7月中に補助金支給を再開したい考え。

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