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ドンムアン空港動く歩道事故 原因は踏板のネジの複数欠損

ドンムアン空港で6月29日朝、タイ国内線フライトに搭乗しようとしていた女性客が動く歩道の機械部分に片足が挟まり重傷を負い、膝上からの切断を余儀なくされた事故で、原因究明のために設置された委員会に被害女性の家族の要請でオブザーバーとして参加している国立カセサート大学のウィラチャイ准教授はこのほど、動く歩道の構造のうち利用者が乗る踏板がネジの欠損で外れたことが事故原因との見方を示した。このパネルは1枚当たり4本のネジで固定されているが、女性の足が下部の機械に巻き込まれたところのパネルは4本中3本が外れてなくなっていたという。ネジが外れていたのは、約30年間使われてきた動く歩道の老朽化が原因と考えられるとのことだ。

また、動く歩道のセンサーは正常に作動しており、異常を察知して約10秒後に動く歩道は停止していたという。この指摘に対し、被害女性の息子は、「母に非のなかったことを証明してくれた准教授には感謝したい。調査委員会には二度と同じような事故が起きないよう徹底的に原因を究明してもらいたい」とネットに書き込んだ。

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