タイ国内16県で大雨による水害の恐れ 気象当局が警鐘
全国水指令センター(NWCC)は8月15日、国内の多くのエリアが18日にかけて大雨に見舞われる恐れがあると発表した。とりわけ北部、東北部、東部、南部の西海岸に位置する16県は豪雨による水害に注意する必要があるという。
タイ国内は現在、エルニーニョ現象の影響による少雨で主要ダムの貯水量が少ない状態だが、ここに来て雨量が増えており、防災局は15日、南部パンガ県などで大雨による土砂崩れが発生したと報告している。 このほか、同局によれば、タイの中心部を縦断する主要河川のチャオプラヤ川の下流域はいまだに比較的雨が少ないものの、タイとラオスの国境線をなしているもう一つの主要河川、メコン川は降雨によって水位が上昇傾向にあるとのことだ。