バンコクでエムポックス感染者が増加 約9割は同性愛者
バンコク都庁によれば、バンコクではエムポックス(旧名称:サル痘)の感染者が増加しており、教育機関などを通じて都民への注意喚起に努めている。月間感染者数は8月が80人で、6月と7月を上回った。
エムポックスは、感染力が強く死亡率も高い天然痘(痘瘡)と症状がよく似ているものの、感染力が弱く重症化する可能性は非常に低い。また、海外では同性愛者の間で感染が拡大傾向にあると報告されている。
保健省疾病対策局(DDC)によれば、8月31日時点でタイの感染者数は合計316人。うち全体の85.5%、271人が同性愛者であり、同45%、143人がHIV陽性者とのことだ。