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タイ副首相 オンラインカジノ合法化による歳入増を提言

警察幹部が運営にかかわっていたなど、マスコミで大きく取り上げられることのあるオンライン・カジノだが、ソムサック副首相(法務省管轄)は9月26日、現在違法とされているネット上のカジノを合法化すれば、政府の歳入増につながるとの見方を示した。

タイでは以前からカジノを含む複合施設の建設案が出ては毎回、強い反対意見に遭い廃案となっていた。ソムサック副首相によれば、今のところタイ国もタイ国民もギャンブルの恩恵に与っていないが、闘鶏などの合法化に倣ってトトカルチョなど様々な形態のギャンブルを合法化すれば、政府の収入が増え国にも国民にもプラスになるという。

関係筋によれば、タイでは違法賭博場があちらこちらに存在するとされ、違法サッカー賭博も非常に盛んで、近隣国がタイ国境近くに開設したタイ人向けカジノに毎週末に足繁く通うタイ人は少なくない。「タイ人はギャンブル好き」と指摘される一方で、賭博合法化に強硬に反対する市民団体などが存在するのが現状だ。

なお、プラスート・デジタル経済社会相によれば、今年に入って警察が閉鎖した違法オンライン・カジノは約4400にのぼるという。

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