警察庁副長官が記者4人に現金供与 報道関連団体が問題視
スラチェート警察庁副長官が先ごろ、自分が捜査にかかわった事件を報道してくれた記者に対し、これら記者が金銭的に恵まれていなかったため、1回当たり1万バーツほど渡していたと明らかにしたが、報道に関係する7つの団体が記者への現金供与を問題視し、事実関係解明の調査に乗り出すことになった。副長官が現金を渡した記者は4人という。
これら団体幹部は、記者が情報源に金銭を与えたり、取材対象などから金銭を受け取ることは職業倫理に反する行為であり、厳に慎む必要があると警鐘。さらに、報道機関にはフリーランスのジャーナリストも素材を提供しているが、中には職業倫理に違反した取材をしている者もいるため、このような者からは記事を買うべきではないと訴えている。